トイレでしたウンコはどうなる?

[便論糞ぷん]

posted on 2011.02.04

みんな当たり前にトイレでウンコをしているが、その後ウンコがどうなるか知っているだろうか?
以前は下肥として田畑に撒かれたり、海洋投棄して魚に食べられたりと、ウンコは多くの生き物の栄養となって自然の中で循環していた。
しかし現在は不衛生だからと、ほとんどのウンコが焼却処分されている。

私の住んでる町のクリーンセンター(屎尿処理場)では、8万人弱の住民の糞尿を処理しているが、その量は年間26800トン(21年度)だった。
この田舎町には本格的な下水道は無い。農業集落排水という小規模な下水道と、各家庭の合弁浄化槽から運び込まれる汚泥が、その内の7割を占める。残りの3割が、汲み取り式トイレからの糞尿だ。また、26800トンの中には、尻を拭いた紙などもある程度含まれる。

糞尿を活性汚泥法で分解して汚泥にしたり、水分が9割も含まれる汚泥を絞って脱水するなど、処理場を稼働させるために、年間164万キロワット時の電力を消費する。また、脱水した汚泥を乾燥し、消却するために、年間12万リットルの重油を燃やしている。汚泥自体も燃料になり、さらに乾燥には焼却熱を利用するなど、節約と効率化を図っているが、それでもこれほど大量の重油が必要なのだ。
焼却後の灰は、年間75トン出るが、これは一般廃棄物として業者に引き渡される。この焼却灰の処理については、まだ調べていない。

今のままでは、生き物の命に繋がるウンコが自然に返らないだけでなく、大量の資源とエネルギーを浪費し、環境を汚染してトイレウンコは始末されるのだ。
TOTOさん、INAXさん、水洗ばかりに血道を上げずに、循環型次世代トイレを開発してください。超節水トイレは、ただの気休めです。

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