舌が命 - 糞土師最大の危機は乗り切れるか? 第9回

[糞土師のひとりごと]

posted on 2016.03.04

※「糞土研究会 ノグソフィア会報 21号(2015/12/31発行)」の記事を9回に分けて掲載します。

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<第9回> 糞土師 ついにやけ糞に

原発再稼動や戦争法、庶民くたばれ金持ち繁盛とばかり金と権力欲にまみれ、最高法規の憲法も立憲主義も無視して理性のカケラさえ感じられない安倍政権。社会全体が急速に危険な方向に暴走しているのに、それでもまだこんな政権を支持する国民が大勢いるこの国に、政治の堕落だけでなく、日本人全体の堕落さえ強烈に感じている。
その一方でSEALDs(シールズ)などのように、これまでは政治に無関心だと思われてきた若者たちが目覚め、立ち上がって社会を動かし始めたのが希望だ。とは言っても私はまだ、この動きを全面的には信頼していない。それは物事の判断基準の中心がまだまだ良識や善悪にあり、糞土思想が強調する「責任」になっていないからだ(ノグソフィア19号「ウンコが未来を作る」参照)。ウンコ革命が目指すのは、正しさから責任へ、奪う欲から与えるよろこびに、根本から変えていく意識革命だ。それはすぐに実現できるものではなく、一つも二つも先を見据えたものだが、今現在進行中の動きも無視できない。

責任を決して引き受けず、ひたすら欲に突っ走る典型が、南京大虐殺も従軍慰安婦もなかったことにしようとする歴史修正主義者たち。その先頭にいるのが安倍晋三首相だ。『アベ政治を許さない』それはウンコ革命と同義でもある。そしてアベ政治と戦っている最前線が、沖縄の辺野古基地反対闘争だろう。 これを支援するために、母の葬儀や三十五日法要でいただいた(断り切れなかった)香典などは、沖縄県美ら島ゆいまーる寄附金、名護市ふるさとまちづくり寄附金、ヘリ基地反対協議会に全額寄付し、初盆では実費のみ差し引いた額と私のポケットマネーを辺野古基金に送った。それを合計してみると92万円になっていた。稼ぎの乏しい糞土師がここまで出来たのはやはり、がんのお陰で死を見詰め、しっかり覚悟が固まったからだろう。しかし寄付だけで、まだ体を張っていない。口内炎はある程度改善してきたとはいえ、相変わらず痛みと不自由さは続いている。もう少し体調が回復したら辺野古へ行って、座り込みに参加する。
普通ここは、「参加したいと思っている」とか「するつもりだ」などと書くものだが、それは出来なかった時の逃げ道を用意しておく、卑怯な手だと私は考えている。「不言実行」の中にもそれはある。言わなければ、やらなくても責められない。だから私は「有言半行」だ。そしてもし実行できなかったら、その時は死を賭して詫びることにする。
ついでにもう一つ。今話題のマイナンバー通知が届いた。こんな悪法には加担できない。封も切らずに焼き棄てた。そのことで生じる不利益は全部引き受ける。これが責任というものだろう。これを他人にまで求めようとは思わないが、私はそう生きる。

最後に、私にとって命よりも大切な舌を守っていただいた、小線源治療を探し出してくれた前田敏之さんと、治療していただいた東京医科歯科大学附属病院の吉村亮一先生はじめ医療スタッフの皆様に、心から感謝いたします。ありがとうございました。

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