良いお年を!

この年末はギリギリまでの全力疾走(迷走)でした。
11月発行予定の『ノグソフィア』13号の制作が遅れに遅れ、押し詰まった27日にようやく完成、夜中に発送。作業を手伝ってくれた地元糞土研会員の皆さん、お疲れさまでした。

人類生き残りへの提言『発明禁止令の大復活』(糞便DNA鑑定士)を巻頭に、原発事故に関連して『土に還せるウンコと還せないウンコ』(糞土還)と『フンド坊のひと言メッセージ』(小池桂一さんの素晴らしいイラスト付き)。縄文人〜アイヌ民族〜マタギのウンコの作法と、糞土研推奨の「正しい野糞の仕方」の共通性を論じた『縄文人は山で野糞をしたか?』(糞坊主)。子どもの緊急事態を「正しい野糞」で乗り切った『野糞の温かな思い出』(フンデルト土蛙)。研究論文調の『震災に見る次世代トイレ再考の必要性』(フンテリアコーディネーター)。写真付きで楽しく読ませる『おさるのウンコ事情』(路傍亭猿糞)。そして『2011年、糞土師の軌跡』など、今号も充実した内容になりました。
おまけに、8ページの論文『ウンコは生態系を巡るご馳走』(糞土師)を付録に付けるという大盤振る舞いです。
今回に限り、会員外でも希望があれば、ノグソフィア13号を付録つきで配布します。
郵便振替口座『00160−9−433086 糞土研究会』へ、「ノグソフィア13号希望」と明記の上、1000円をお送り下さい。

来年2月には、九州、北海道、東京で7つの講演会(うち2つは会員制で、公開せず)が決まり、その調整や準備でもだいぶ時間が取られました。そのうちの一つ、自然観察大学ではスライド映写不可。フィルム写真にこだわり続けている私は、「自分で映写機を担いで行くから」とねばったのですが、会場の都合でダメでした。しかたなく90枚近いスライドをデータ化したのですが、そのお陰で、今度はパワーポイントでの講演も可能になりました。
これまでのスライドプロジェクターを担いでの講演旅行は特に腰痛の時など苦労の連続で、時には中止に追い込まれることもありました。これからは臨機応変に、パワーポイントも併用して講演に出掛けられます。私の持ち味は、転んでもただでは起きないこと。むしろ、転んでこそ良い拾い物があるんですね。デジタルに頼るのはちょっと口惜しいけど、プラス面はすなおに受け入れます。

そんなこんなの大忙しで、弁論糞ぷん「ウンコになって考える」は、12/8の④までで中断していましたが、正月明けには再開します。お許しを。

では、皆さま、良いお年を!