すもうアローン 2月22日(日)まで

トーキョーワンダーサイト(TWS)本郷で開催中の「すもうアローン」に行ってきました。TWSは公共のアートセンター。東京都が若手芸術家の発掘、支援を目的にはじめた事業が発端です。

TWS本郷は、御茶ノ水駅・水道橋駅・本郷三丁目駅の3駅から徒歩7分。
ツタが這うレトロなビルヂングでした。
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1階ではビートルズのホワイトアルバムばかりのコレクション、千枚以上の展示と試聴。シリアルナンバーが入り一つひとつに個性が出ているとは言え、同じものがこれだけ並ぶのは圧巻です。
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すもうアローンは3人のアーティストの出展。2階に展示されていました。
上田順平さんの展示は、自死した両親と向き合う手紙と写真の展示。家族とは。生きるとは。この展示を見た後、自然と自分のことに置き換えて考えてしまいました。
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ミニマルヒゲさんは、京都市役所前で何十回?にもわたり、架空のキャラクターになりきるパフォーマンス?を、自分できっちりと記録に残していました。しかもすべて朝に高いテンションで。キャラクター一人ひとりはコミカルなものですが、ここまでやると神々しさが感じられます。
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そして、糞土師 伊沢さんの展示は、きのこやのぐそなど、これまでの写真を引き伸ばしたもの。これも大きくプリントすることで、なんだかいつものプロジェクター映像よりも凄みが増しています。企画者、アーティストは常に在廊しているわけではありませんが、この日は伊沢さんの講演日。スライドを交えての講演と、お尻拭きに使う葉っぱの紹介がありました。
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すもうアローン。企画者は淀川テクニックの柴田英昭さん。すもうアローンのアーティストは、日々忙しい毎日を送っている人は、ついつい素通りしてしまう人たち。着眼センス、捉え方がすばらしいと思いました。

最終日の2月22日(日)にも、伊沢さんの講演があります。
これだけの内容で入場無料。みなさんぜひ足を運んでみてください。

>>すもうアローン(TWSのページへ)

(前田)