葉っぱ野糞は自己責任で
野糞の楽しみを紹介する前に、これだけはハッキリ言っておきたい。
自然の中での野糞では、ハチや毒へビ、大型獣など危険な動物に出合わないとも限らない。実際私は、その最中にクロスズメバチに刺されたり、マムシやイノシシなどに接近してキモを冷やしたことがある。
また、葉っぱの中には毒のあるウルシやイラクサなどもあれば、鋭いトゲの生えたものもある。その半面、採ってはいけない貴重な植物もある。
場所選びから最後の枯れ枝立てまでの正しい野糞のマナーに加えて、身を守るための注意と、有毒植物や貴少植物を見分ける基本的な勉強は欠かせない。そして自分自身の行動には、しっかり責任を持つことが重要だ。
何から何まで教えてもらい、問題が起こればだれかに責任を押しつけるような人には、葉っぱ野糞を楽しむ資格はない。とにかく野糞には、生きる責任を果たすことなのだから。
ところであなたは、自分の肛門がどの辺にあるのか知っているだろうか?
直径20センチほどの小さな野糞穴にうまくウンコを収めるには、これは結構大切なことなのだ。
ウンコ座りした時の肛門の位置は、だいたい左右のかかとを結んだ線上にある。穴のまん中にウンコが落ちるように、このことを意識して足を置く場所を決める。
さて、いよいよ次から、お尻拭きと葉っぱの紹介に入ります。