糞土師が様々な分野の方と対談を重ね、糞土思想の精神を広く深く社会全体に浸透させようとするこの企画は、2017年に『葉っぱのぐそをはじめよう』が出た直後から動き始めました。特設webサイトでスタートすることができました。

糞土師の対談ふんだん taidanfundan.com

taidanfundan

糞土師はこれまでずっと、ウンコとノグソをテーマに活動してきたため、糞土思想はウンコに係わるだけの狭くて特殊なものでしかないと、ほとんどの人に思われているようです。しかしその真の目的は、人と自然の共生社会を目指し、豊かな自然の中で安心・安全な暮らしを実現することです。そのためには、人間も含めたすべての生き物の命を中心に捉えた、生態系の循環を正しく理解することが欠かせません。それを最もわかりやすく見せてくれるのが、ウンコとノグソなのです。
『くう・ねる・のぐそ』に始まり、最新の『ウンコロジー入門』までの4冊の著書で、科学的にもウンコとノグソの重要性は一通り説明できたと考えています。人間社会の様々な分野でそれを実現するために、この対談でいよいよ糞土思想の本番に入ります。
最初の対談は、グレートジャーニーなど世界的な探検家で医師の関野吉晴さんと、「しあわせな死」をメインテーマに話を進めます。次は、小学5年生の時に糞土講演を聞き、翌朝さっそく葉っぱノグソをして自然に命を返した女子中学生との「マナちゃん14歳とマサナちゃん69歳、互いの人生に大衝撃を与え合っちゃったお話」。3回目は、真宗大谷派のお坊さんによる、いのちや死、縁など仏教の深いお話。その後も、糞土思想を見事な劇に仕立て上げた旅芸人の19歳新婚カップルとの話…というように、どんどん続いていきます。
以上、よろしくお願いいたします。

伊沢正名