「糞土塾(仮)」の開設準備始まる

 糞土師活動といえば、講演会や『くう・ねる・のぐそ』『ウンコロジー入門』などの執筆活動、そして糞土研究会の会報『ノグソフィア』発行とWEBサイトでの情報発信が主なものでした。そこで数年前に、葉っぱノグソや掘り返し調査なども実践できる「糞土塾」を立ち上げようと考えました。そのための山林の入手や、宿泊施設として空き家になっていた母屋の改修なども企画したのですが、残念ながら暗礁に乗り上げていました。
 そんな中この7月末に、当会会員の千野豪さんが筑波山中腹の古民家を改修した「白雲居」で、環境再生に深く関わる造園家:高田宏臣さんと糞土師のトークイベントが開かれました。その参加者の中に、「あそび×からだ×しぜん=いのち」という考え方で親子向けイベントや野外教育活動などを行っている、都内在住の阿部瑞希さんがいました。糞土思想を広めるには教育が一番という結論に達していた私は、ほぼ諦めていた糞土塾構想とのコラボを提案したところ話はトントン拍子に進み、糞土塾開設がいよいよ現実のものとなってきたのです。
 現在は母屋の改修に向けて片付けを進めているところで、10月21日から工事が始まります。林の整備や、自然農での野菜作りに向けた畑の準備など、これからやらなければならないことは山ほどあります。この糞土塾に賛同し、準備や運営などに協力していただける方はいらっしゃらないでしょうか。
 いらっしゃいましたら、 コチラ からご連絡を、よろしくお願いいたします。

2020年10月17日 糞土師:伊沢正名