『ウンコはごちそう』VS『ウンコイジメ』 その1

6月28日、隣町にある小学校で、1年生とその父母を対象に『ウンコはごちそう』と題してスライド講演を行いました。
子供向けに簡略化したスライドを用い、食べ物とウンコの関係、腐ることの大切さ、そして野糞跡でのウンコ分解の実態、という内容です。最後に野糞3点セット(スコップ、水入れ、虫除け)と、チガヤの穂やヨモギ、キウイフルーツ、ラムズイヤーなどのお尻を拭く葉っぱを見せると、その手触りの良さに子供たちは葉っぱの奪い合い。「この葉っぱもらってもいい〜?」

実はこの小学校での講演会は昨年12月にもあり、今回は新1年生向けの第2回目でした。以前家族で糞土講演会に参加したNさんが、娘が小学校に上がったのを機に、多くの子供たちにウンコの大切さを知ってほしいと学校に提案したのが事の始まりです。
一部の父兄からの抵抗もありましたが、ウンコをするという当たり前のことがイジメの対象になり、学校でウンコができない子が大勢いることに心を痛めていた先生の後押しもありました。
さらに、山間の小さな学校で自然に恵まれ、校長先生や教頭先生などの理解もあって、最初の講演が実現しました。その成功が実を結び、さっそく半年後に2回目の講演会になりました。
食と同様に、ウンコにも正しく向き合うことは、まともな大人に成長する上で重要なことです。それにしても、糞土師活動が学校でのイジメ解消にも役立つことに、私自身おおいに勇気づけられてます。そして、学校での講演がどんどん広まらないものかと考えています。